Collaboration & Implementation Cases
UP FOOD PROJECTでこれまでに行ってきた、食品残渣を起点とした共創・実証・素材開発の取り組みの一部をご紹介します。
いずれも、試作・検証・展示・小ロット実装など、事業化や社会実装を見据えたプロセスとして進めてきた事例です。
本ページの事例について
本ページに掲載している事例は、すべてが完成品や量産事例ではありません。
UP FOOD PROJECTでは、「まず試してみる」「小さく回す」「実際の現場で使ってみる」といった段階からの取り組みを重視しています。
食品残渣の種類や発生環境、目的に応じて、関わり方や進め方を柔軟に設計しています。
CASE 01|アズビル株式会社|企業食堂由来の卵殻アップサイクル実証

【業種】計測・制御機器メーカー
【企業名】アズビル株式会社
【素材】卵殻(藤沢テクノセンター 従業員食堂由来)
【フェーズ】試作・社内実証
| [概要] | アズビル株式会社が推進するカーボンニュートラル活動「カボチャレ™(Carbon Neutral Challenge)」の一環として、藤沢テクノセンターの従業員食堂で日常的に発生する卵殻に着目。 1週間あたり約3kg(約400個相当)の卵殻を回収し、アップサイクル素材として再生。 ランタンやミニプランターとして成形し、社内空間での利用を通じた循環の試行を行いました。 ※「カボチャレ™」はazbil株式会社の商標です。 |
《UP FOOD PROJECTの役割》
・アップサイクル素材設計
・成形・試作検証
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CASE 02|株式会社ドール|バナナ由来副産物のアップサイクル共創

【業種】食品メーカー
【企業名】株式会社ドール
【素材】バナナ由来副産物(規格外・未利用部分 等)
【フェーズ】素材開発・製品化検証・共創プロジェクト
| [概要] | 株式会社ドールが推進する「もったいないバナナ」プロジェクトの文脈において、バナナ由来の未利用資源を起点としたアップサイクルの可能性を検討。 食品としての活用にとどまらず、素材・プロダクトへの展開を視野に入れたアップサイクル検証・製品化の試行を行いました。 食品メーカー由来の副産物を、非食品領域へどのようにつなげられるかを探る共創型の取り組みです。 |
《UP FOOD PROJECTの役割》
・アップサイクルの方向性設計
・素材・製品化の検証
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CASE 03|住友電気工業株式会社|CO₂吸収素材 × コーヒーかすの素材開発(大阪・関西万博展示)

【業種】素材・電機メーカー
【企業名】住友電気工業株式会社
【素材】コーヒーかす、CO₂吸収素材「metacol」
【フェーズ】素材開発・展示実証
| [概要] | 住友電工が開発したCO₂吸収素材「metacol」と、抽出後のコーヒーかすを組み合わせたアップサイクルマテリアル「COFFEE BREATH」を試作。 CO₂固定量の向上、再生素材使用率の向上、素材強度の検証を行い、大阪・関西万博にて共創展示を実施しました。 CO₂そのものを素材として取り込み、循環するものづくりの可能性を提示する実証事例です。 |
《UP FOOD PROJECTの役割》
・素材配合検討
・成形試作
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CASE 04|UP COFFEE CHALLENGE|コーヒー産業における共創プロジェクト

【業種】コーヒー関連事業者(店舗・メーカー 等)
【素材】コーヒーかす
【フェーズ】継続的共創プロジェクト
| [概要] | コーヒー産業における廃棄物削減を目的に、コーヒーかすを起点としたアップサイクルの可能性を探る共創プロジェクト「UP COFFEE CHALLENGE」を運営。 製品化だけでなく、回収・素材化・発信を含めた循環の設計を行い、事業者・素材開発者・クリエイターが関われる仕組みとして展開しています。 |
《UP FOOD PROJECTの役割》
・プロジェクト全体設計
・素材・製品試作
CASE 05|アップサイクル × 障がい者アート|卵殻だるまの開発

【業種】福祉・アート
【パートナー】社会福祉法人 art de vivre(神奈川県小田原市)
【素材】卵殻
【フェーズ】製品化・販売実証
| [概要] | アップサイクル素材と障がい者アートを組み合わせたプロダクト開発プロジェクト。 UP FOOD PROJECTの文脈で開発された卵殻アップサイクル素材を用いた成形体を、art de vivreのアーティストが絵付けし、展示・販売を通じて社会との接点を創出しました。 |
《UP FOOD PROJECTの役割》
・素材開発
・製品設計
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FOOD STONEとの関係について
これらの取り組みの中から生まれたものの一部は、FOOD STONEとして素材・プロダクトの形で展開されています。
FOOD STONEは、UP FOOD PROJECTにおける実装の一つの到達点です。
ご相談について
掲載している事例は一部です。
食品残渣の種類やフェーズに応じて、試作・検証・展示・小ロット実装など、さまざまな形でのご相談をお受けしています。
内容が固まっていない段階でも構いません。
