「もったいない」をなくすことから食を持続可能にUPdate
私たちが生きていくために欠かせない「食」は、持続不可能な状況に陥っています。
「気候変動」の原因となっている温室効果ガスの排出量のうち、人為起源の21~37%はフードシステムによって占められています。また、人口増加と食生活の変化によって、2025から30年頃にはタンパク質が不足するという予想もあります。
そのような状況のなかでも、全世界で生産されている40億トンの食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられています。
日本国内でも、2019年度には570万トンの食品ロスが発生したほか、価格維持のために収穫後に出荷しないで廃棄される野菜・穀類・果実の量も年間約400万トンにのぼるとみられています。そして、最終的には食品廃棄物全体の41%にあたる1055万トンが焼却・埋立されています。
このような状況を変え、食を持続可能にアップデートするためにUP FOOD PROJECTを立ち上げました。
未利用資源のバリューチェーン構築を目指す
「アップサイクルで食を持続可能にUPdateする」というミッションを共有するパートナーとともに、未利用資源に秘められた価値の発掘・価値の付加・最適なマッチングによって未利用資源のバリューチェーン構築を目指します。
【UP FOOD PROJECT 活動概要】 |
<アップサイクル対象領域> 1)未利用資源(規格外農水産物・製造時副産物など)を食品にアップサイクル 2)未利用資源(製造時副産物・食品残渣など)をモノにアップサイクル 3)食品産業から出る廃材をモノにアップサイクル <活動内容> 1)未利用資源・加工技術・チャネルの情報と事業者の集約 2)最適なマッチングによる商品開発・販路開拓コーディネート 3)共同での商品開発・プロモーション・販売活動 |
パートナー企業
43社のパートナー企業で構成されています。上場企業からスタートアップまで規模を問わず、業種も食関連の他に、アパレル・製紙業界など多岐に及びます。(2024年10月末日現在)
新たなパートナーのご参加を随時募集しています。