使命(Mission)
私たちが生きていくために欠かせない「食」は持続不可能な状況に陥っています。
世界人口の増加に加えて新興国の食生活が欧米化することによって、必要な食糧は人口よりも速いスピードで増加しています。
これまでは農地の拡大や漁獲量の増加、生産性の向上などによって需要増加に対応してきましたが、それも限界が見えてきています。
そのような状況にも関わらず、全世界で生産されている40億トンの食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられており、日本国内でも2019年度には570万トンの食品ロスが発生し、食品廃棄物全体の41%にあたる1055万トンが焼却・埋立されています。
巨大で多岐にわたる食の問題解決に挑む共創活動をたくさん生み出すためのプラットフォームとしてUP FOOD PROJECTを立ち上げました。
「もったいない」をなくすことを入り口に、最終的には「食」全体を持続可能にUPdateすることを目指します。
活動(Action)
1)EDUTAINMENT
・食の問題や解決に向けた取り組みの情報発信
社会課題やSDGsなどに関する情報メディア「ソーシャルグッドCatalyst」で、食の問題や解決に挑む取り組みに関する記事を公開しています。
・皮や滓の有効活用を広めるための情報発信やワークショップ、イベント
皮や滓が持つ栄養を伝えて過剰除去を減らしたり、皮や滓を使ったワークショップやイベントを通して消費者の意識変容を促し、家庭での食品ロスを減らすための活動を行います。
当サイトの「かわかすMAGAZINE」で、皮(かわ)や滓(かす)が持っている優れた価値と、それらを有効活用する方法について発信しています。
2)Fab
食の社会問題解決に貢献するモノづくりを行っています。
コーヒーかすを発酵技術でアップサイクルしたSOY CHIPSを開発するなどパートナーとの共創によるモノづくりに取り組んでいます。
また、皮や搾りかすなどの食品由来の未利用素材を配合したアップサイクル・プロダクト「UP FOOD STONE」のブランド展開を進めています。
3)業界特化プロジェクト
アップサイクルでコーヒー産業をゼロ・ウェイストにすることを目指す「UP COFFEE CHALLENGE」を展開しています。
パートナー企業との共同による商品開発やイベント開催など、CAFEもサポーターとして巻き込みながらコーヒー業界に特化した活動を行っています。
パートナー企業
「食を持続可能にUPdateする」というミッションに賛同し、応援または共創して頂けるパートナー企業を常時募集しています。
2025年1月現在、パートナー企業の数は43社となっています。上場企業からスタートアップまで規模を問わず、業種も食関連の他に、アパレル・製紙業界など多岐に及んでいます。