
つまみ細工で作った「コーヒーのピンバッジ」
“農作物の花”をモチーフに、伝統工芸「つまみ細工」の技法を用いた作品を制作・販売している”こびとの農園”が提供する、コーヒーの花と実をモチーフにした、つまみ細工のピンバッジ(ピンズ)です。
小さく可憐な白いコーヒーの花と、芳ばしい香りをまとうコーヒー豆が表現されています。コーヒ豆の部分は白いコットン生地に手作業で色付けをし、つまみ細工として仕立てられています。
彩色に使われているクレヨンは、岐阜県西濃地方で廃棄予定だった野菜などを原料にした「にしみのおやさいクレヨン」。規格外や加工時に出るヘタや皮、コーヒーかすを再利用し、小さなお子さまも安心して使える用に、米油・ライスワックスをベースに野菜粉末と安全性の高い顔料を加えて作られたクレヨンです。

コーヒーの花は、ジャスミンにも似た白く繊細な五弁花。開花期に枝全体を雪のように包み込み、甘く穏やかな香りを届けます。
その花言葉は「一緒に休みましょう」。ふと心がほどけるような優しさがあります。
豆のひと粒ひと粒を手彩色を施し、自然の息づかいを映すような、やわらかな色合いにハンドメイドで仕上げられています。
自分へのご褒美にはもちろん、誕生日や記念日、送別・退職祝いなど、大切な人への贈り物・プレゼントとしてもおすすめです。
こびとの農園について
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こびとの農園は、岐阜県関市を拠点に、畑や果樹園に咲く“農作物の花”に焦点をあて、その美しさと生命の営みを日本の伝統工芸「つまみ細工」を通じて表現している団体です。
普段、野菜や果物の花は、実を収穫する過程で見過ごされてしまいがちな存在ですが、こびとの農園はその一輪一輪に宿る個性や力強さを、繊細な布の手仕事で可視化し、人と自然、農のつながりを感じられる形にしています。

“食べものができるまで”の背景には、土、天候、植物、そして人の手による多くの営みがあります。こびとの農園は、そうした食の原点ともいえる自然の循環に目を向けるきっかけを、花をモチーフにした作品や体験を通して提供しています。
つまみ細工による表現は、江戸時代から続く日本の伝統技法であり、折り重ねた布が花びらとなり、季節のうつろいや命の美しさを映し出します。

こびとの農園では、この伝統的な技術を用いながら、野菜や果樹など身近な植物の花々を現代の感性で再構築し、農業と工芸、自然と文化をつなぐ新しいかたちのものづくりを実践しています。
また、作品の展示やワークショップなどを通じて、子どもから大人までが“農作物の花を通して学ぶ場”を提供。食や自然に対する興味を育み、日常の中にある「いのちの循環」への理解を深める活動も行っています。

“こびと”という名前には、目立たないけれど大切なもの、自然の片隅で静かに息づく美しさに寄り添う存在でありたいという想いが込められています。そのやさしい視点と丁寧な手仕事によって、こびとの農園は、自然と人との関係を改めて見つめ直すきっかけを生み出しています。

UP COFFEE CHALLENGEについて
アップサイクルでコーヒー産業をサステナブルにすることを目指す複数の企業やカフェが集まって、コーヒー豆かすをアップサイクルしたり、カスカラ(生産国で廃棄されているコーヒーの果皮の部分)の有効利用を促進する活動を行なっています。
キッチンアイテムやバスグッズなど、コーヒーかすを使った様々なアップサイクル商品の開発に取り組んでいます。






