UP FOOD PROJECT

食品残渣から、実装までを設計する。

「染められる」という性質|TAMAGO STONEが色を受け取るまで

「染められる」という性質|TAMAGO STONEが色を受け取るまで

卵殻から生まれた白い素材 TAMAGO STONE。

これまで私たちは、この素材を「描ける素材」として紹介してきました。
均質で主張しすぎない白い表面は、人が描き、考え、関わるための余白として設計されています。

試作を続ける中で、もうひとつの性質が見えてきました。

TAMAGO STONEは、色を受け取る素材でもあるということです。

TAMAGO STONEが受け取る色

今回の試作では、コーヒーかすや、たまねぎの皮を使って素材を染めました。

顔料や塗料で色を乗せるのではなく、食の中で役目を終えたものの色が、素材の中に静かに残っていきます。

コーヒーは、少し時間を感じさせる落ち着いた色に。
たまねぎの皮は、植物由来のやわらかな色合いとして現れました。

どちらも均一に染まるわけではなく、素材の密度や表情によって、わずかな揺らぎが生まれます。

その不均一さもまた、TAMAGO STONEの特徴のひとつです。

描くことと、染まること

「描ける」という行為は、人が素材に関わることから生まれます。

一方で、「染まる」という変化は、素材が外からの影響を受け入れることで起こります。

TAMAGO STONEは、完成された製品というよりも、使う人や、周囲の素材との関係の中で変化していく存在なのかもしれません。

描くことも、染まることも、どちらも素材に新しい時間を重ねていく行為です。

変化を受け止める素材として

UP FOOD PROJECTでは、食品残渣を単に再利用するのではなく、役目を終えた素材が、別の形で関係を持ち直すことを大切にしています。

卵の殻が素材になり、コーヒーや植物の色を受け取り、また別のかたちとして残っていく。

TAMAGO STONEは、完成形を固定する素材ではなく、変化を受け止めるための素材として、これからも試作を続けていきます。

関連記事
「描ける」という選択|卵殻アップサイクル素材 TAMAGO STONE

TAMAGO STONE

Bio Manufacturing / Products

バイオものづくりの社会実装例の一部です。食品残渣を原料に、素材化・成形・製品化までを行った実装可能性の提示として展開しています。これらは量産・OEM・共同開発に向けた検証事例でもあります。

COFFEE STONE 置き時計(Oval) RE: DARUMA(リ・ダルマ) くたっとショルダー手織りコーヒー染め
コーヒー豆(お香立て)コーヒー豆(お香立て) COFFEE STONE キャンドルホルダー COFFEE STONE チャーム(コーヒー豆型)
※掲載しているプロダクトは、UP FOOD PROJECTにおける取り組みの一部です。OEM・共同開発・実証プロジェクトについては別途ご相談ください。
お問い合わせはこちら