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プレスリリース(ペーパル)

プレスリリース(ペーパル)

廃棄される「もみがら」を活用した紙の新素材「momi-kami」を開発

年間約200万トン排出される「もみがら」をアップサイクルした紙素材の開発に成功しました

株式会社ペーパル(本社:奈良県奈良市、代表取締役:矢田武博)は、廃棄されたもみがらを活用してできた紙素材「momi-kami コートボール紙」(モミカミ)を2022年9月に開発、量産化に成功しました。日本で年間約200万トンも排出される「もみがら」をパルプに配合することで、地球環境に配慮した循環型社会の実現に貢献します。また、素材の売上の1%をフードバンクに寄付することで、フードロス問題の解決を応援します。

momi-kami 製品

momi-kami(モミカミ)コートボール紙の3つの特徴
1.「もみがら」をパルプに配合しつつも、印刷や加工がやすい素材を実現しました
2. フードバンクに売上の1%を寄付し、フードロス問題の解決に貢献します
3. SDGsが提唱する「持続可能な開発目標」の11,12,13,14のゴール達成に寄与します

●紙の特徴 ~パッケージ用途に最適~
もみがらを紙の表面に出ないようにすることで、通常のパッケージに使われる紙から印刷性や加工性を損なうことなく、もみがらを活用することができました。厚みと強度のあるコートボール紙相当の素材を実現できたため、パッケージやスリーブなどへの活用に最適です。

●momi-kami誕生の背景 ~もみがらの廃棄問題~
お米のもみがらは、日本だけで年間約200万トン、世界中では年間約1億トン以上も排出されています。焼却時に発生する煙や悪臭のため焼却処分が禁止されている地域も多く、近年多様な活用法が提案されていますが、多くが一般廃棄物として廃棄されています。

このような問題に対して、「おくさま印」のブランドで米の卸・販売業を全国に展開する幸南食糧株式会社(本社:大阪府松原市、代表取締役社長:川西 孝彦)様から有効活用に関する問題提起があり、開発プロジェクトが立ち上がりました。幸南食糧株式会社様からもみがらのご提供や品質のご助言をいただくなどのご支援を受け、研究開発を進めました。

パッケージとして広く普及させるには、印刷や加工のしやすいコートボール紙相当の品質を実現できる必要があるとのご意見をいただき、開発目標として設定しました。当初はもみがら特有の硬さや軽さから開発が難航しましたが、約10ヶ月に渡り試行錯誤を重ね、2022年7月に最適な手法を編みだすことに成功。さらに表面にもみがらが露出しないよう製造することで、2022年9月に印刷性や加工性を損なわない品質を実現させた、momi-kami コートボール紙の開発、量産化に成功しました。

●今後について
幸南食糧株式会社様の2022年10月1日発売予定の『お茶碗がいらない一膳お粥』シリーズの紙パッケージに活用し、プラスチック素材の削減ともみがらの廃棄問題に貢献します。今後は、その他の商品への紙パッケージへの展開を拡大していただくなど、広く普及させることでもみがらのアップサイクル量の拡大を目指します。

また、株式会社ペーパルは廃棄物を活用した紙素材を開発し、売上の一部をフードバンクに還元するフードロスペーパー事業を行っております。momi-kamiコートボールでも素材の売上の1% を寄付することで、フードロス削減の取り組みを応援します。

momi-kami 適用例

●SDGsへの貢献について
これまで廃棄されてきたもみがらを活用してできたフードロスペーパー「momi-kami」の利用はSDGsに貢献にもつながります。農地などで焼却される煙や悪臭の低減に繋がったり、プラスチックの代替品としてパッケージに使用することで海洋プラスチックごみの削減に繋がります。

momi-kami SDGsへの貢献

株式会社ペーパルについて

1890年(明治23年)に奈良で創業して以来、132年に渡り紙の販売を通じて紙文化を支えています。2008年にFSC®/COCを取得して以来、「紙」という循環可能な素材を社会に提供し、脱プラスチックを視野に入れた素材の啓発活動を行うことで、SDGsへの取り組みを推進しています。

SDGsの取り組みをさらに拡大させるため、2020年4月より、フードロス問題の解決を目指すための素材「フードロスペーパー」の開発を行うプロジェクトを行っており、これまで「kome-kami」や「クラフトビールペーパー」などを開発。本プロジェクトで「momi-kami コートボール紙」を開発しました。