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リボベジ(再生野菜)のススメ|環境と財布にやさしい手軽なアクティビテイ

リボベジ(再生野菜)のススメ|環境と財布にやさしい手軽なアクティビテイ

リボベジ(再生野菜)とは「リボーンベジタブル(reborn vegetable)」の略語で、捨ててしまう野菜の切れ端や根の部分を水や土で育て直し、再び収穫して楽しむことです。

この記事では、環境と財布と心にやさしい手軽なアクティビテイであるリボベジの魅力や楽しむための方法について紹介します。

リボベジの魅力

リボベジは現代社会のさまざまな課題に寄り添ったシンプルで効果的な取り組みとして注目を集めています。以下にリボベジの特徴と魅力を紹介します。

食品ロス・環境負荷の削減

捨てられる食べられる部分や調理後の野菜の切れ端を再利用するリボベジは、家庭レベルでできる簡単な食品ロス解決策のひとつです。

また、野菜を生産し輸送する過程では、水・エネルギー・燃料などのリソースが消費されます。リボベジを活用すれば、こうしたリソースの消費を抑えられるため、環境への負荷を軽減できます。また、生ゴミの量が減ることで、ゴミ処理にかかるエネルギー消費も減らせます。

節約できる

リボベジは、買った野菜を二度楽しむことができるので、食費の節約につながります。長ねぎや小松菜のようにすぐに再生できる野菜を定期的に育てると、ちょっとした副菜をお金をかけずに手に入れられます。

手軽に楽しめる

家庭菜園は人気ですが、土やスペースが必要で、手間もかかるというイメージがあります。その点、特別な道具や広い庭がなくても始められるのがリボベジの魅力です。キッチンやリビングの窓辺に置いておくだけで良いので園芸初心者でも気軽に始められます。

お水を毎日取り替えたり、少し世話をするだけで成長を楽しめることから、忙しい人や都会暮らしの人にも取り入れやすいと支持されています。

子どもと一緒に楽しめる学びの場

最近では、エコやサステナブル(持続可能)が学習テーマとして重要視されています。

リボベジは、小さいお子さんに食材の大切さを学ぶ食育や、植物の成長を教える環境教育としての良い機会になるほか、親子で楽しめるアクティビティとしても人気が高まっています。

リボベジにおすすめの野菜

リボベジで再生しやすい野菜は、切れ端や根元部分から簡単に成長するものが多いです。初心者にもおすすめの野菜を10個紹介します。

1.長ねぎ
【再生方法】根元から数センチを残し、水につけて窓辺に置くだけ。数日で新しい葉が伸び始めます。
【収穫目安】約1~2週間で、青い部分をカットして使用可能。

2.にんじん
【再生方法】頭の部分(葉の付け根)を数センチ残し、水を浅く張った皿に置きます。
【収穫目安】数日で葉が伸びてきます。葉をサラダやスープのトッピングに利用できます。

3.大根
【再生方法】頭の部分をカットして浅めの水に浸けると、葉が再生します。
【収穫目安】1~2週間で新しい葉が成長します。葉を炒め物やふりかけに利用できます。

4.セロリ
【再生方法】根元部分を切り取り、水に浸けて明るい場所に置きます。
【収穫目安】1週間ほどで中心から新しい葉が伸び始めます。スープやサラダに活用できます。

5.レタスや白菜
【再生方法】芯の部分を切り取って浅い水に浸します。
【収穫目安】数日で中心部分から葉が再生し始めます。サラダや飾り付けに利用可能。

6.小松菜やほうれん草
【再生方法】根元を2~3センチ残して水につけます。
【収穫目安】1週間程度で葉が再び成長し、炒め物やおひたしに使えます。

7. パクチー(香菜)やミツバ
【再生方法】茎の下部を数センチ残し、水に差して育てます。
【収穫目安】1~2週間で葉が再生。香りづけや薬味に便利です。

8.玉ねぎ
【再生方法】根の部分を残し、水に少しだけ浸けるか土に植えます。
【収穫目安】数日で芽が出てきます。芽を薬味として使用可能。

9.さつまいもやじゃがいも
【再生方法】芽が出た部分を切り取り、土に植えます。
【収穫目安】数週間で新しい葉やツルが伸び、観賞用としても楽しめます。

10.シソ(大葉)
【再生方法】茎を水に差しておくと根が出てきます。その後、土に植え替えるとさらに育てられます。
【収穫目安】2~3週間で新しい葉が育ちます。

リボベジを育てる際のポイント

育てるのが簡単なリボベジですが、育てる際のポイントと注意点を紹介します。

  • カビや腐敗の防止のため、水は毎日替えて清潔を保つことが大切です。室温程度の水を使用するのが良いでしょう。
  • 光合成が必要なので、明るい窓辺などで光を当てると成長が早まります。また、風通しの良いところも好ましいです。
  • 一部の野菜(レタスや長ねぎ)は数回まで再生しますが、途中で成長が止まることもあります。
  • 水栽培中に伸びてきた根が黒ずんだり、溶けている場合は育てる環境を見直しましょう。根が元気に伸びているときは育成が順調な証拠です。
  • 一部の野菜は水栽培から土に植え替えるとより元気に育ちます。古い土は病気や害虫が発生するリスクがあるので新しい清潔な土を使いましょう。
  • 再生野菜は見た目が少し小さかったり柔らかいことがありますが、味や栄養には問題ありません。
  • 冬は白菜やねぎ、夏は小松菜やミツバなど、育てやすい野菜を選びましょう。
  • ペットが容器をペットがひっくり返したり、食べてしまう可能性がありますので注意しましょう。小さな子どもがいる場合は、ガラス容器を使うときに注意が必要です。

リボベジを楽しむためのアイデア

リボベジは、シンプルな取り組みながら工夫次第で生活に彩りを添える楽しい趣味になります。料理に取り入れる以外にもリボベジをさらに楽しむためのアイデアをいくつかご紹介します。

可愛い容器でインテリア感覚に

ガラスのコップや小さなボトル、カラフルな陶器など、お気に入りの容器を使うと見た目も楽しくなります。 水に浮かせる専用の水耕栽培キットを使うと、おしゃれで手間が省けます。

<アイデア例>
・にんじんや大根を浅めのガラス皿で育て、葉が広がる様子を観葉植物のように楽しむ。
・長ねぎをスリムな透明グラスに差して、成長の様子をデザインの一部として活用。
・さつまいもやじゃがいものツルを育てると、葉が美しい観葉植物のようになります。

ミニガーデンを作る

再生野菜を複数種類育てて、小さな家庭菜園コーナーを作ってみましょう。水栽培の野菜を並べたり、土に植えた再生野菜を組み合わせると、見た目にも楽しめます。 また、季節に合わせた野菜でリボベジを楽しむと、旬を感じることができます。

<おすすめ野菜の組み合わせ>
・長ねぎ+レタス+にんじん(葉の高さに変化をつけて楽しい雰囲気に)
・小松菜+セロリ+ミツバ(緑の濃淡が美しい)

子どもと一緒に観察日記をつける

成長の過程を記録することで、リボベジが食育や自由研究の題材になります。 毎日少しずつ変わる様子を写真に撮ったり、スケッチブックに描いてまとめても楽しいです。

コミュニティやSNSでシェア

リボベジの成長記録をSNSに投稿したり、友達と育て方や成果をシェアすると、モチベーションがアップします。

リボベジをテーマにしたワークショップやイベントに参加するのも楽しい体験になります。再生した葉や芽を使って、ちょっとしたアート作品を作ってSNSでシェアするなども良いでしょう。

おわりに

リボベジは、日常に手軽に取り入れられるエコで楽しい、かつお得な習慣です。また、リボベジは野菜を育てて食べるだけでなく、自分なりのアレンジで日常を豊かにする趣味としても楽しめます。ちょっとした工夫でさらに楽しい時間を作ってみてください。

興味を持たれたら、ぜひお家のキッチンでできる簡単なものから試してみることをお薦めします。

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