UP FOOD PROJECTパートナーの株式会社島精機製作所は、2023年9月25日・10月2日に株式会社明治と共に紙パックリサイクルを体験する出前授業『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』を千葉県我孫子市立布佐小学校にて実施し、参加した児童らにはREPAC®を使用して製作した「明治おいしい牛乳」パッケージデザインのタオルを贈呈しました。
紙パックが生まれ変わるまでを授業の中で体験
授業の前半では紙パックリサイクルの知識を身に着けるため、明治と島精機製作所が講師となり動画や製品を活用しながら、普段目にしている牛乳が食卓に届くまでの過程やその牛乳が入っている紙パックのリサイクル過程、紙パックから生まれた糸「REPAC®」ができるまでのストーリーや製品について講義をおこないました。
授業の後半は、児童が実際に紙パックを解体・洗浄したあと紙パックから紙をつくる紙すき体験に挑戦し、使い終わった紙パックが新たに使えるものになることを体感できる仕組みとなっています。授業を通して、環境への負荷を減らすことの大切さや、ゴミとして廃棄せずにリサイクルすることで新しい価値を持つということが学べます。さらに、授業に参加した児童らにREPAC®で作られた「明治おいしい牛乳」パッケージデザインのタオルと修了証の贈呈がおこなわれました。
動画『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』
明治から授業風景をドキュメンタリー化したWEB動画『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』が11月1日(水)に公開されました。
動画では、児童らが紙パックの生まれ変わる過程を真剣に学ぶ眼差しや、「紙すき体験」をおこなう際のワクワクした表情、そしてリサイクルを頑張った子どもたちに紙パックからできた糸で作った「明治おいしい牛乳」オリジナルタオルがプレゼントされ思わず匂いを嗅いでみたり、飛び上がって喜んだりする無邪気な姿など、リサイクルと真摯に向き合い、そして「気付き」を得る瞬間が収められています。
▼YouTube
https://youtu.be/F2Vsrfu4K5k
牛乳でスマイルプロジェクト
今回の出前授業は「牛乳でスマイルプロジェクト」の下、明治主催の施策として始動しました。
「牛乳でスマイルプロジェクト」は、農林水産省と一般社団法人Jミルクが立ち上げたもので、酪農・乳業関係者のみならず、様々な企業・団体・自治体などが加わり、共通ロゴマークにより一体感を持って更なる牛乳乳製品の消費拡大を推進する活動です。
▼農林水産省HP『牛乳でスマイルプロジェクト』
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/gyunyu_smile.html
牛乳パックからうまれた紙の糸「REPAC®」について
島精機製作所は、自社で開発・製造・販売しているコンピュータ横編機やホールガーメント®横編機での編成に活用できる糸の研究開発にも携わっています。
2020年より社内ベンチャーの取り組みのひとつとして発足したサステナブル素材を開発する新規事業<ReMateri®(リマテリ)>では、取り組みのひとつとして、牛乳パックを再生した古紙パルプを配合した紙の糸REPAC®を開発し販売しています。
REPAC®は吸水性が高く、防臭性も持ち合わせており、肌触りも良い、再生素材とは思えない素材です。また、軽くて毛玉もできにくく、つい触りたくなるような独特のシャリ感が特徴です。紙を利用した素材ですが、家庭用洗濯機での洗濯も可能で、通常の使用の中で溶けて無くなるようなことはありません。ヒトにも地球にも優しい、且つ機能性に富んだ環境配慮素材となっています。
▼YouTube
https://youtu.be/52Tz0TNaW10